角栓ケアと肌のダメージ

一般的によく使用されるのが、「毛穴パック」ではないでしょうか？小鼻にできる角栓が気になる方なら一度は試されたことがあると思います。

小鼻に塗る、あるいは貼り付けて数分待ち、はがしてみると白い角栓がいっぱい取れ、一瞬感動を覚えますが、小鼻には角栓が抜けた穴がポツポツと開いてしまった、というケースを多く聞きます。

そもそも、はがす時に軽い痛みを感じる時点で、肌そのものにダメージを与えているのです。つまり、指で無理に押し出したり、ピンセットでひっぱり出したり、パックで乱暴に引き抜いたりと、角栓を力づくで除去するのは、お勧めしません。

力ずくで除去すると、除去した後に毛穴が開いてしまう、あるいは一時的に良くなったように見えても、時間がたつともとの毛穴に戻ってしまいますので、無理せず、優しく改善していくことが大切です。

肌のダメージを最小限におさえた角栓ケアとしては、まず毛穴を開かせます。毛穴はあたためると広がる性質があるので、蒸しタオルを顔にのせたり、スチームパックなどで毛穴をあたためたりして、角栓を取れやすくしてあげます。

そして皮膚が柔らかくなり、毛穴が開いているうちに、やさしく泡洗顔をします。角栓ケア後は毛穴が開いた状態なので、ひきしめるクーリングケアや美容液を忘れずに行うことと、洗顔の仕上げに、冷水を使ってすすいで毛穴を引き締めれば、角栓も出来にくくなります。