角栓とは?

 

毛穴付近の古い角質や、毛穴の中で作られる皮脂が混ざり合ったものが溜まってしまうと、毛穴をふさいでしまいますが、これを角栓といいます。

 

角栓は硬いので、自然には排出されにくく、さらに出口である毛穴が古い角質によってフタをされた状態になっているので、毛穴の中にどんどん汚れが詰まっていきます。すると、どんどん大きくなっていく角栓によって毛穴が押し広げられ、見た目にも分かる黒いポツポツした毛穴になってしまいます。

 

毛穴の中でどんどん作られる皮脂は本来液状で、毛穴を通って肌の表面に出て行くものなのですが、ほかの汚れと混ざることで硬くなり、毛穴に詰まりやすい状態になってしまいます。

 

その他に角栓の中に混ざっている汚れとしては、汗やほこり、化粧品なども考えられます。汗をかくと、肌を伝って汚れが毛穴の中に入り、ほかの汚れや皮脂と結合して角栓の元となります。

 

角栓は毛穴をふさいでしまうので、ニキビの原因にもなり、これをコメドと呼びます。コメドには毛穴を完全に塞いでしまっている白コメドと、酸化して色が黒くなった黒コメドがあります。

 

どちらも肌のトラブルを引き起こすばかりか、そのままにしておくと、色素沈着をおこしてしまう場合もあります。このようにさまざまなトラブルの要因となり得る角栓ですが、安易な毛穴ケアで済ませるのではなく、正しい角栓対策を行わなければなりません。